【第2回】冷房による顎のこり
こんにちは。宮内です☺️
前回は「睡眠不足と歯ぎしり」についてお話ししました。
今回は、夏に意外と多い「冷房による顎のこり」についてご紹介します。
「顎がだるい」「口を開けにくい」と感じることはありませんか?実はこうした症状は夏に増える傾向があります。その原因のひとつが「冷房による冷え」です。
冷房の風で首や肩が冷えると筋肉が固まりやすくなります。この緊張が顎の筋肉にまで及ぶことで、顎のだるさや噛みしめ、顎関節症のような不調につながることがあります。
鍼灸では、首や肩の血流を促し筋肉の緊張をやわらげることで、顎の負担を軽減します。顎周りがゆるむと、口の開閉がスムーズになり、歯や歯ぐきへの負担も少なくなります。
おすすめのツボ…「下関」「頬車」「天容」
セルフケアとしては、
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冷房の風が直接体に当たらないようにする
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首元をスカーフやタオルで軽く守る
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就寝前に蒸しタオルで顎を温める といった方法です。
顎のこりを放置すると、歯の摩耗や歯周病の悪化にもつながります。
小さな違和感が大きなトラブルにつながる前に、ぜひ早めにケアしてあげてください。
次回は「胃腸と歯ぐきの関係」についてお話しします。
今日のツボ紹介
下関(げかん)
耳の前、顎関節のすぐ下に位置します。口を開閉する際に痛みを感じる部分です。親指で軽く押しながら数秒間保持し、口を開閉するとより効果的です。
頬車(きょうしゃ)
下顎の角に位置します。指で軽く押しながら数秒間保持します。
天容(てんよう)
首の側面、胸鎖乳突筋の外側にあります。耳たぶの下からフェイスラインを指でなぞると、下顎の骨の角の外側に少し指を動かすとコリっとした部分があります。両手の人差し指で引っかけるように、後頭部に向けて押します。
ツボ押しのポイント💡
痛気持ちいい程度の力加減で、ゆっくりと圧を加えましょう。
ツボの位置が分かりにくい場合は、口を軽く開けて押すと分かりやすいです。
毎日継続することで、より効果を実感できます。
顎の筋肉(咬筋)をマッサージするのも効果的です。
顎の緊張に関わる、首や肩も一緒にケア出来るとベストです。
日付: 2025年8月20日 Advisor Miyauchi Blog and tagged 今泉、歯医者、歯ぎしり、食いしばり、顎関節症、顎の痛み、咬筋ボトックス、ボツリヌス注射、マウスピース、顎のこり、鍼灸、東洋医学