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角ばったエラの改善 - エラセットバック手術

エラ骨の形成

顔全体のバランスを整えることも、院長の手にかかれば完璧になります。

張り出したえらの骨を簡単に形成します。正面から見て顔が大きいエラが張っている横顔の形が気になるなどのお悩みの方に最適な手術です。

傷跡を残さないために口の中からの作業を行ないます。もみ上げの頭髪中から耳のカールの部分にかけての皮膚切開も必要となりますが、ここから展開すると頬骨後半部分の作業は容易かつ安全で、さらに将来的には傷跡も判らなくなります。

削る骨の部位や範囲は、術前検査とご希望に応じて決めていきます。

 

エラセットバック手術

カンファークリニックの木下顎顔面外科院長は、
ハリウッドスマイルテクニックを用いて3Dコンセプトにもとづく多次元的エラセットバック手術を提供しています。
口腔外科医師ならではのデザイン性、安全性です。
その症例数は2008年のアジア口腔外科学会にて発表され認められています。
世界各国の多くのドクターと交流を図り、最新のエラセットバック手術を行っています。

”エラ削り”という言葉の意味。

エラというのは、医学的には解剖学用語でいう ”下顎角(mandibular angle)” を指します。
ところがご来院される患者様が希望される多くは、角部(エラ)に限定した悩みではなく、
顔の表面積の大きさを縮小したい希望が多いのです。つまり下顎全体を細くしたいという願望です。
少なくともエラ(角)に限定した手術をすると不自然になってしまいます。
そこで木下顎顔面外科院長は患者様の希望にそって、
かみ合わせを確認しながら下顎骨を広範囲にわたって安全に削り、切り取り手術を行います。
つまり”エラ削り”という用語は大まかな総称を示しているだけです。正確には、下顎骨(角)形成術です。

・ 解剖
顔面下1/3の大きさ、形態を特徴づけている要素は、下顎骨・ 咬筋・脂肪です。
理想的な卵型の輪郭になるには、この3要素を考慮することが大切です。

・ 下顎骨
顔面下1/3の形態にもっとも大きな影響を与えている骨です。骨に問題がある場合にはまずこの下顎骨に対するアプローチを考える必要があります。各々の患者様の下顎骨の解剖学的特徴を把握し、適応する術式を選択することにより満足な結果が得られます。

・ 咬筋
咬筋は頬骨弓から下顎骨にかけて付着している筋肉です。
4大咀嚼筋(咀嚼筋)の1つで、咬むために大きな役割を果たしています。
咀嚼時(噛みしめ時)における咬筋の視診、触診を行い、 手術によって改善出来るかを適切に診断することが大切です。

咬筋へのアプローチ方法は、
咬筋(外科)切除術
ボツリヌス注射(BOTOX®)
があります。

咬筋切除術は、エラ手術と同時に口の中から行うことが多く、切除範囲、切除量の決定が重要です。
手術前に咬筋の厚みを診断し、かみ合わせがずれない様に細心の注意を図り、左右差も確認した上で、咬筋を切除します。
筋肉の切除ですから、止血がしっかりできる機械を使います。
一方、ボツリヌス注射では、その効果は4~6カ月程度に留まりますが、
反復して注射を繰り返すことにより筋肉繊維の廃用性萎縮を助け、長期的効果が得られます。
ただし、安易な注射はかみ合わせのずれを生じるだけでなく、くいしばり、歯ぎしりを誘発します。
顎顔面外科医師の診断が必須です。咬筋が発達している方では6~10回の注射が必要になる事もあります。

脂肪

下顎角部にもたくさんの脂肪が付着していますが、頬部の脂肪には深層部と浅層部があり、
どちらの脂肪が顔の大きさに影響を与えているのか、顎顔面外科医の判断が必要です。
浅層部分の脂肪は主にたるみとして影響し、深層部分の脂肪は大きさに影響します。
患者様の脂肪の状況に合わせて脂肪吸引手術や脂肪溶解注射を選択することになります。

 

患者様の希望するエラの改善手術と木下口腔顎顔面外科院長の工夫。

診察時、はじめに患者さまの希望を聞く際に、言葉だけではなく実際に鏡でイメージを確認します。
患者さま自身の指で頬部の輪郭希望ラインを示してもらいます。
その後、コンピューター・シミュレーションを用いて患者様とのイメージのすり合わせをおこないます。
正面顔における下顎部の側方最突出点を“エラ”として患者様は表現することが多いようです。
この患者さまの言う『エラ』(解剖学的には下顎骨体部)は、あくまで下顎角(医学用語)とは異なります。
この両者の位置関係を医師、患者ともに3次元的に理解することが大変重要です。
そこでエラの改善には、正面顔、横顔での改善を別々に考える必要があります。
何故なら、この2つの改善手術は、異なった手術だからです。

当院の1000例を超えるデータ分析により、
エラの改善を希望される患者さまにおいて“横顔での変化”と“正面顔での変化”のどちらにも比重をおいている場合が多く、
正面から見て、下顔面 1/3の横幅を減少する手術(卵型、逆三角型)の適応が多いという傾向が分かりました。
つまり、下顎骨を広範囲に切除し、咬筋の切除も検討する場合が多い傾向にあるということです。

 

エラセットバック手術の方針

A, 正面顔でのエラセットバック手術

正面顔における横幅減少手術は、下顎角部の骨切り手術(エラ削り)ではなく、
下顎体部を中心に下顎骨の厚みを減少させる手術(下顎骨外側皮質骨切除術)です。
その他に、正面顔で横幅を決定する大切な要素が、咬筋です。
咬筋が発達している人は、肉厚な感じで横幅の広い顔になります。咬筋切除は、
症例によっては外板切除以上の劇的な効果があります。

但し、切除範囲、量など顎顔面外科医師側に経験が必要で、高度なテクニックを要する手技です。
また、筋肉の上にある脂肪の量も、正面顔に大きく関与します。脂肪に対しては脂肪吸引手術、
脂肪代謝改善注射を選択しています。

B, 横顔でのエラセットバック手術

横顔では、角部(エラ)の位置や角部の下方、後方への張り出し方によって骨切りラインを決定します。
横顔での骨切りデザイン決定の際には、セファログラム(頭部エックス線規格写真)、3D-CTは重要な情報です。

① 経皮的観察として皮膚表面上で、耳の後ろから下顎角部までの垂直距離と角部から顎先までの距離と角度を
  計測して、角部における全層骨切りデザインを決定します。

エラセットバック手術の際に、最も注意が必要な点は過剰切除です。
特に下顎枝上方に向かって、垂直方向に骨片を過剰切除した場合には、
下顎角が喪失し、非常に不自然で奇妙な顔立ちとなります。

下顎角、すなわちエラは生理的に存在するものであり、“目立たなくする”ことが手術の目的であり、
“なくす”ことではありません。
木下顎顔面外科院長の下顎角形成は、手術後に下顎角(エラ)を小さくし自然なライン形成が可能です

② 顎先と下顎角(エラ)の垂直方向における角度と同時にオトガイの形態を検討して、
  前方への骨切り範囲を決定します。

下顎角部だけの骨切り手術を行うだけでは、完璧なフェイスラインのシルエットを作り上げることは困難です。
手術の実際では、前方に流れるような曲線美を活かす骨切り手術を行います。
段差が残る事もなく、逆三角形を描く自然で美しいフェイスラインを演出します。

 

エラセットバック手術の実際

実際の手術計画を立てる際に、画像診断として頭部エックス線規格写真(セファログラム)、
オルソパントモグラム(パノラマエックス線写真)は必須で、さらに3D-CTにより治療方針を決定します。

正面顔改善=下顎骨外側皮質骨切除術(mandibular corticotomy)


下顎骨外側皮質骨の切除範囲と切除

小顔を望まれる患者様において、正面観における『ほっそりとした卵型』を実現するために、下顎体部を中心に下顎枝、
下顎角部も含めて広範に外側皮質骨切除術(corticotomy)を行なっています。
手術は口の中から行ないます。片側約2cmの粘膜切開に続いて、骨膜下剥離で下顎骨を展開します。
角部においては下縁、後縁に強く付着している咬筋、内側翼突筋によって作られているスリングを確実に剥離します。

次に外板切除予定部位をデザインします。
上方は咬合平面やや上方から、前下方に向かって下顎枝前縁を外斜線に沿ってオトガイ孔の下方に伸ばします。
切除予定ラインに沿ってラウンドバーにて海綿骨が出るぎりぎりの深さまで骨削除を行ないます。
その後サジタール・ソーを用いて、手前から奥に向かってソーを外板裏面に接触させながら、骨切りを進め、
矢状方向において骨ノミを用いて外側皮質骨を外します。 最後に再びラウンドバーを用いて、削除辺縁の不整を整えます。
特に前下方にてオトガイ神経周囲は丁寧にトリミングを行ないます。

正面顔の改善には、この外側皮質骨切除に加えて、次の2つの手術を併用することも少なくありません。

筋切除術
正面顔の改善にエラセットバック手術と併用して行うことが多い手術です。
患者様によっては外側皮質骨切除以上の効果があります。手技は電気メスで、筋肉を凝固、焼灼して減量するものです。
手術前に咬筋の厚さを把握して、深部のみを切除して、筋肉を薄くするのですが、患者様ごとに適応が異なりますので、
慎重に適応を決定しています。

バッカルファット切除
バッカルファットは、頬脂肪体と呼びます。
咬筋の前方に位置しており、口の横がふっくらしている人は切除することにより,小顔効果が得られます。
咬筋切除術と同様に、この手術もエラセットバック手術と同時に行われることが多い手術です。

横顔改善= 曲線的下顎角部骨切り術(smooth-curved angle osteotomy)
横顔でのエラ改善を目的とした手術は、角部から下顎下縁に沿って広範囲に全層骨切り術を行ないます。
コントラアングルドリル、ストレートリンデマンショートドリルを使用して予定骨切り線上で骨面に直角に骨孔を開けます。
間隔は約 1~2mmです。コントラアングルドリルは角度調節がしやすい点がメリットです。
密に開けた骨孔が切り取り線の役割をして、その後はオステオトーム(骨用ノミ)を用いて滑らかな曲線ライン描くように
切除形成します。幅、高さ、深さを的確に切除できることが特徴です。
正面、斜め、側面とあらゆる方向からのフェイスラインを完璧に作り上げることが
自然な手術を成功に導くために重要なことです。

エラセットバック手術の手術後ケア

術後の腫れを最小限におさえるため術中から点滴内への非ステロイド性解熱消炎鎮痛剤の併用、内服薬、フェイスバンド、
ボツリヌス注射、超音波療法等を組み合わせ早期社会復帰を可能にしました。
また、術後の痛みに対応するため最新の顎顔面用内服痛み止めを処方しております。安心して手術に挑むことができます。

他院での術後にお悩みの方

当院は初回の手術の方はもちろん、過去に他院で行なったが満足な結果が得られなかった方、効果を実感できなかった方、
などの修正手術を多数行なっております。まずは再手術によって改善できるかどうかを診察させていただきますので、
ご来院ください。

 

エラセットバック手術の種類と木下顎顔面外科院長の考え

A, エラ削り手術smooth curved osteotomy (SCO)
オシレーティング骨鋸の角度調節や内側翼突筋の剥離、切除骨片の摘出などが難しい点がが欠点ですが、
横顔での改善を主眼とした術式ですので、横顔の改善を望まれる患者様や、角が目立っていることを改善したい患者様には、
手術時間が短く、腫れも少ない点で優れた方法と言えます。

B, Bilateral angle splitting ostectomy(BASO)法
下顎骨体部における外側皮質骨切除と角部における骨切除を同時に行う術式です。
横顔のみならず正面顔での改善も得られる理論的には優れた術式です。欠点はドリルの角度調節が難しい点です。
下顎骨形成術は口の中からおこない、手術中に見えない部分が多く、骨面の角度も個人差が多く、
経験を要する手術術式です。下顎の骨は湾曲しているため下顎形成術の難易度が高い手術としている要因です。

木下口腔顎顔面外科院長はBASOの基本原理は踏襲しながら、より確実に、安全で、効果的な術式を追求してきました。
さまざま工夫を凝らしながら現在では3段階に分けてエラ骨切り・エラ削りを行なうことにしています。
はじめに正面顔での改善に関して、下顎体部を中心とした外側皮質骨切除術、続いて咬筋を細くし、
次に横顔での改善に関して、下顎角部曲線的骨切除術を行えます。
コントラアングルドリル、オシレーティング・ソー、テシエ・オステオトーム、ピエゾサージェリーなどを用いて行なっています。

従来より報告されてきた術式と比較し、顎顔面を専門とする木下口腔顎顔面外科院長の術式は術前デザイン通りに
エラ骨切り・エラ削りを行なうのが容易であり、確実性、また効果において、もっとも優れた術式です。

木下口腔顎顔面外科院長のエラセットバック手術のPOINT

外板皮質骨切除術、曲線的下顎角(エラ)骨切り術を行ない、正面顔を確実に小さくします。
どこから見てもきれいな卵型の小顔を実現します。正面顔は左右で1~2センチ小さい小顔になります。
角部から下顎に沿って前方まで,自然で段差の少ない曲線的なラインを作る骨切り手術を行っています。
口の中からの施術ですので、皮膚の傷が一切つきません。
顎顔面を専門としているためエラだけを見るのではなく、頬骨や顎とのバランスを見てトータルデザインをします。
輪郭形成術は特に専門的に行なっており、数々の学会発表を行っています。
アジア圏では有数の症例があり、様々な手術を複合して手術ができるクリニックです。

アフターケア

退院時の消毒、術後、1週間後、1ヵ月後の検診など、症状に応じて随時対応します。

 

エラセットバック手術の特徴

施術時間 約120分
治療期間 1日の手術で、日帰りでお帰りいただけます。
麻酔 全身麻酔
腫れ具合 ★★★☆☆
ダウンタイム 1~2週間
抜糸 10~14日目。
吸収糸を使用しておりますが、基本的に抜糸をおこなっております。

 

料金(税抜)
エラセットバック手術 800,000円~1,500,000円

 

その他フレームデザイン手術メニュー

 

エラの部分の解剖学的な構成要素は以下の組織です。

下顎骨

顔面下1/3の形態にもっとも大きな影響を与えているのは下顎骨です。 エラセットバック手術は、『ほっそりとした卵型の輪郭』を希望する20~30代を中心とした若年層に、この手術が適応となります。効果に関しては、下顎骨の形態により個人差が出るのは当然ですが、解剖学的特徴を把握し、適応する術式を選択することが大切です。

咬筋

咬筋肥大は安静時、咀嚼時における咬筋の視診、触診により容易に診断できます。
咬筋肥大に対してはボツリヌス毒素A(BOTOX®)の注射を第一選択としています。
1回の注射では、その効果は4~6カ月程度ですが、反復して注射を繰り返すことにより廃用性萎縮による、長期的効果が得られます。
外科的アプローチとしての咬筋切除術は、合併症として顔面神経下顎縁枝損傷の可能性があります。当院ではObwegeser-Beckers法を採用しています。過度の萎縮による変形、咀嚼時に皮膚表面に現れる凹凸不整などが術後の副作用に考えられます。予期不能で非可逆的な変形をもたらしますので、手術の適応は慎重に行っています。

頬部脂肪

顔面脂肪吸引術は、カンファークリニックが最も得意とするメニューです。
カンファークリニックだけが使うことができるKBシースを用いて深層中心に吸引を行っていますから、美しく仕上がります。

診断の実際

エラセットバック手術は、正貌、側貌での改善法が異なります。
エラの改善を希望される患者さまのほとんどが正貌での変化を希望されています。

診察時、はじめに患者さまの希望を聞く際に、言葉だけではなく実際に鏡でイメージを確認することが大切です。
患者さま自身に気になる輪郭の部分を指で示してもらいます。正貌における下顎部の側方最突出点を“正貌における改善部分であると位置づけることが大切です。これは患者さまの言う『エラ』と解剖学的な下顎角が異なるからです。正貌における横径を減少させる手術として適応となるのは、下顎体部を中心に下顎骨の厚みを減少させる手術(下顎骨外側皮質骨切除術)ということになります。下顎角切除手術ではありません。
側貌での改善を望まれるなら、角部の位置、ラインを適切に整えることが重要となります。側貌でのデザイン決定の際にオルソパントモグラフィー セファログラム、3次元CTは重要な情報となります。当院ではさらに光造形モデルでの頭蓋骨の再現が可能です。
光造形モデルにより、下顎のシフト(横ずれ)も的確に診断ができるため、安易なえら手術に踏み切ることなくSSROやIVROといった下顎枝の手術を併用することや、単独手術により、下顎角の改善が可能となります。
オトガイ部までの骨切りを要する症例のほとんどは実はSSROやIVROの適応症例となります。
これらの観点から“エラセットバック手術”は下顎角のみならず、下顎体部とオトガイ部も含むバランスが重要な手術となります。

正貌での改善を希望される場合

エラセットバック手術を希望する患者さまの90%以上で、正貌における変化を希望しているため、多くの場合下顎骨外側皮質骨切除術が適応となります。
正貌における改善手術の大切な点は理想の卵型に近づけるために、デザイン的に下顎骨全体を総合的に評価することです。
例えば、下顎枝の左右の長さと下顎角の関係を留意することが大切です。左右差がある場合や、下顎のシフトがある場合、下顎角の開大(角度が大きいこと)がある場合はSSROやIVROの手術を選択することが必要です。また、オトガイの幅が広い場合は、下顎角の切除形成手術ではかえってバランスが悪くなることがあります。このような症例では、オトガイまで含めた下顎形成を検討する必要があります。

検査によって得られた、光造形モデルを診察、分析して全層切除術の必要性、切除骨片の大きさ・形状などを検討します。患者さまのいう『エラ』を解剖学的下顎角とうのみにしないことが術者には求められています。
下顎角、すなわちエラは元来生理的に存在するものであり、“目立たなくする”ことが手術の目的であり、“なくす”ことではありません。
当院は下顎角部における骨切りは生理的で自然な“角・段差の少ない曲線的なエラ”を残すような骨切り法を行なっています。
しかも、ピエゾサージェリーにより軟組織に損傷を与えることなくこれらの手術が可能です。神経損傷や、血管損傷がありません。

エラセットバック手術の実際

当院では正貌における『ほっそりとした卵型』にするために、下顎体部を中心に下顎枝、下顎角部も含めて広範な外側皮質骨切除術を行なっています。
手術は口内法ですから、傷口は口の中だけです。切開の後、骨膜下剥離で下顎骨を展開します。角部においては下縁、後縁に強く付着している咬筋、内側翼突筋(pterygo-masseteric sling)を丁寧かつ確実に剥離することが手術中では大切です。
次に外板切除予定部位をデザインします。上方は咬合平面やや上方(下顎枝)より、前下方は下顎枝前縁で斜線に沿ってオトガイ孔下方に至ります。
まずはじめに切除予定ラインに沿ってラウンドバーにて海綿骨が出るぎりぎりの深さまで削骨を行ないます。
その後サジタール・ソーもしくはピエゾサージェリーにて、奥に向けてかって外側皮骨裏面に接触させながら、骨削合を進めます。
削合が終わったのち、骨ノミにて外側皮質骨を外します。その後ラウンドバーを用いて辺縁の不整を整えます。特にオトガイ神経周囲は丁寧にトリミングを行なう必要があります。

側貌での改善を希望する場合

角部から下顎下縁に沿って前方にまでスムースな小さな角を作るための骨切り術を行ないます。
正貌改善における外側皮質骨切除手術施行後にこの手技を併用します。
1989年、Baekらは“prominent mandibular angle”の改善として、口腔内アプローチにてオシレーティング・ソーを用い、角部を切除していく方法を発表しました。この方法は今日の口内法の基礎となっています。
1991年、Yangらは下顎角部において曲線的な骨切りラインを可能とするmultistaged curved osteotomyを発表しました。
Baekらと同様にオシレーティング・ソーを用いて3~4段階に分けて骨切り方向を微妙に変化させる方法です。しかし実際には口腔内からこのような形状の骨片を切除することは非常に難しく、熟練を要します。下顎骨の形態にもよりますが、口腔内アプローチでは下顎枝後縁では特に盲目的に骨切りせざるをえないことも多く、またオシレーティング・ソーは口角の部分で可動性、角度が限定されてしまいます。
当院ではピエゾサージェリーによる手術を行っていますから、これらの方向の転換も容易となりました。

  

その他セットバック手術メニュー