顔のたるみの大きな原因の1つには「バッカルファット」があります。
今回切除した脂肪です。塊で取ることが出来て、顔がスッキリします。
頬にある脂肪の塊だから「バッカルファット」という名前がついています。バッカルファットは、さまざまな口腔顎顔面外科手術の際に邪魔をする脂肪です。交通事故や怪我、顎の変形症の手術、舌癌や口腔がんなどの手術の時です。
バッカルファットは顔にある脂肪の中でも深いところにある脂肪です(深層脂肪と言います)
反対に浅いところに分布している脂肪もあります。(浅層脂肪と言います)
浅い脂肪と深い脂肪は顔面筋、表情筋によって隔たれているので、その位置関係ははっきりと分かれています。
今回は深いところにある脂肪の中で、バッカルファットの切除手術をしました。この脂肪は顔のシワやたるみ、ほうれい線、オーラルマウンド、などの見た目の悪化や口の中のほっぺたの粘膜を噛んでしまう原因にもなります。
頬や顔のたるみの原因となっている脂肪の塊を切除する手術は見た目だけでなく、噛んだり飲み込んだりする口の中の健康にも直結しているとても大切な治療です。
手術のポイントは
1、浅い脂肪と深い脂肪の位置関係をはっきりさせて脂肪を切除すること。
2、たくさんあるからといっても取りすぎてしまわないことです。
手術は
1、手術は局所麻酔で行うことができます。
2、手術時間は左右合わせて30分くらいです。(片側15分程度です。)
3、手術後の痛みや腫れはほとんど無いといって良いくらいです。
4、ですから、手術後に日常生活の支障となるようなダウンタイムはありません。
手術中の流れです。
お口の中のバッカルファットを絞り出します。
小さな切開をします。
バッカルファットが出てきました。
出てきたバッカルファットをつまんで引きづり出します。
取りすぎない程度に除去します。
今回もいっぱい取れました。左右差が出ないように左側も均等に切除します。
取った脂肪も左右均等になるように測ります。
縫う糸は溶ける糸を使いますから、抜糸は不要です。
縫うときのポイントですが、頬筋をしっかりと縫合することです。
手術後の定期的な来院も不要ですから、遠方の患者様も安心してご来院ください。
カウンセリングのお日にちの同時治療も可能ですから、その日に全てを終えることができます。手術後の不安なことはLINEで診察をしております。















