こんにちは、田島です。
今日は小児矯正についてお話します。
小児矯正は、だいだい６歳くらいから。
前歯の永久歯と、奥歯の６歳臼歯が生えてきたくらいが目安になります。
『最近の子は顔が小さい』
『噛む力が弱くなって顎が細い』
という話を耳にしたことはありませんか？
確かに、昔よりも背が高く、小顔の人が増えてきてますね。
噛む力が弱くなってあごが発達せず細いままでいると、
正しい位置に歯が生えず歯並び・噛み合わせが悪くなってしまいます。
昔では起こり得なかった問題が現代の子供たちの口に起こっているのです。
あごが発達せず、細いまま。
その原因は、食生活が欧米化して、食べ物をあまり噛まなくなったことにあります。
現代は食生活が変化して、ハンバーグやグラタンなどのやわらかい食べ物ばかりを好んで食べています。
おやつにスルメイカを食べてたり、なんて家庭は今少ないですね。
やわらかい食べ物は噛む回数が少ないので、顎骨と顎の筋肉が鍛えられません。
本来、乳歯が抜けて一回り大きな永久歯に生え替わり始める時期には、あごが鍛えられて大きく成長していなければなりません。
しかしやわらかい物ばかり食べているとあごが発達せず、永久歯が生えてきても十分なスペースが足りなくなってしまいます。
すると狭いスペースに永久歯が乱れて生えてきて、歯並びが悪くなるのです。
細くてシャープなあごは一見スマートな印象です。
しかし細いあごは歯並びの悪化を招き、次のようなさまざまな弊害をもたらしてしまうのです。
- 乱れた歯並びは歯磨きが難しく、虫歯や歯周病になりやすくなる
- 舌の位置がずれてスムーズな発音がしづらくなる
- きちんと噛み合わせることができず、食べ物をよく噛めなくなり、内臓に負担が増える
- よく噛めなくなると、あごや肩の筋肉バランスが崩れ、肩こりや頭痛が起きたり姿勢が悪くなったりする
- 口を閉じる筋肉バランスが崩れて、口呼吸になる
など。
こんなことになっては大変ですね。
小児矯正では、歯を並べる顎の健康な発達を促すことに加えて、綺麗なお顔立ちになることを目指しています。
気になる方は一度ご相談を。
